ベランダ家庭菜園、ニンニクを育てるポイント

栽培地にあった品種を選ぶ

ニンニクには生育地域に適した品種があるので、お住いの地域(植える場所)向けの品種を選ぶ必要があります。

寒地系と暖地系の2つの系統があり、寒地系の品種として「ホワイト6片」、「ニューホワイト6片」などがあります。暖地系品種は「平戸」、「嘉定(かてい)」「紫ニンニク」などがあります。

青森県はニンニクの生産地として有名ですが、東北など関東以東の寒冷地では寒地系、関東地方以西では暖地系を選ぶとよいでしょう。

種球を植え付け

ニンニクを植えるときは、球根を一片、一片を外して土に挿して植え付けていきます。

食用に出回っているニンニクでも育たないわけではありませんが、消毒がされていないため、病気などにかかってうまく育たない可能性があります。また食用のニンニクは芽が出にくい処理が施されている場合があります。

栽培用のニンニクの種球はホームセンターなどで販売されていますので、こちらを入手するとよいでしょう。殺菌処理が施されているので、栽培しやすくなっています。

難点をひとついうと、販売されている種球は量が多めであること。量が少ないものも出回っていますが、それでも家庭用に一袋購入すると、プランターで育てるには多い量でしょう。

できるだけ少ない物を探して購入するか、思い切ってたくさん植えてみるか、あるいはガーデニング仲間とシェアしたりしてみてはいかがでしょうか。

水やりと施肥をおこなう

今の時期がニンニクの植え付け適期。つまり、ニンニクは冬を越すことになります。

寒い時期の水やりはあまりしなくてもよいイメージですが、ニンニクの場合、水が切れると大きく育ちません。適宜水をやるようにしましょう。

また、ニンニクは肥料が欠かせません。12月の中旬あたりに1度化成肥料を施すようにしましょう。株のまわりに適量をまきます。まいたあとは土と肥料が混ざる感じで土寄せをおこなうとよいでしょう。

年が明けてからも、ひと月に一度、同じように化成肥料をあげるようにします。