大切な我が子だからこそ

子どもの教育に関して夫婦間で考え方があまりにも違うと、衝突が増えて家庭不和になりがちです。一方、2人して子どもを追いつめてしまうと、近年問題視されている教育虐待につながりかねません。

また、勉強は子ども任せという家庭でも、受験学年が近づくと手のひら返しで「勉強してるの!?」と態度が豹変する親も少なくありません。こうした親の態度は子どもを混乱させ、反発を招いてしまいます。

常日頃から子どもの成績や勉強の様子を把握しつつ、夫婦のどちらかがよく声をかけて一方は控えめに関わるようにしていくことが、家庭内で波風を立てず、子どもを潰さない方法なのではないでしょうか。

中山 まち子