文部科学省の「令和2年度学校基本調査」によると、高校学校等卒業者の高等教育機関※への進学率は83.5%で過去最高。そのうち大学(学部)進学率は54.4%で、こちらも過去最高となりました。

また、進学情報サイトのマイナビ進学が、全国の高校生の子を持つ保護者1200人を対象に実施した「2021年 高校生の進路に関する保護者調査」によると、約6割の保護者は我が子に大学への進学を希望しているという調査結果もあります。

同調査では、保護者が子どもの進路や学費についてどんな悩みを持っているかも聞いています。以下、その結果を見てみましょう。

※高等教育機関:大学(学部)・短期大学(本科)入学者、高等専門学校4年在学者及び専門学校入学者

進路・進学先について我が子と話す親は約7割

まず、親子で「進路や将来の夢(つきたい職業ややりたい仕事)について話すことはあるか」と聞いたところ、あると答えた保護者は全体で67.4%(「頻繁にある」と「時々ある」の合計)。

学年別では、高1:62.5%、高2:67.6%、高3:72.1%と、学年が上がるにつれて「話すことがある」の割合は増加しています。一方で、進路について話したことがない保護者も全体の6%程度いるようです。

「現在、子どもが進路として想定していそうなもの」については、全体では約7割が大学を想定。学年別でも、大学を想定している割合は高1:68.3%、高2:67.5%、高3:72.3%と、学年による差はさほど大きくありません。