子どもと学費の話をしている保護者は半数以上

「進学先の学費について、これまで1回以上子どもと話をした機会があるか」という質問では、全体で53.1%の保護者があると回答しています(内訳は「1回はある」が34.2%、「2回以上」が18.9%)。

学年別では、高校1年生の保護者は約4割、2年生の保護者は5割、3年生の保護者は約7割近くが「1回以上ある」と回答。進路の最終決定時期が近づくにつれ、学費について親子で話し合う家庭が増えるのは必然だと言えるでしょう。

ただ、高校卒業後の進学にかかる費用については、場合によっては親の懐事情も話さなければならず、保護者としてはあまり触れたくない話題かもしれません。

筆者自身、高校2年生の頃に父親から「経済的に4年制大学は無理だ」と告げられた時の記憶は、今でも鮮明に残っています。最終的には奨学金を利用して短期大学に進学することができましたが、子どもなりにショックを受けたものです。

こうした経験から、子ども自身が考える時間も含めて、進学にかかるお金についての親子の話し合いをするタイミングは、個人的にはできるだけ早い方がいいのではないかと思います。