保護者がしている進学支援
また、保護者が家庭で行っている進路支援について聞いたところ、全体で最も回答が多かったのは「子どもと進学したい学校や将来就きたい職業について話す」(55.2%)で、次いで「進路について子どもの意見を聞く」(43.4%)「学校のパンフレット(進学案内等)を読む」(29.8%)となりました。
他には「進学イベントに子どもと一緒に参加する」「進学情報サイトで学校を検索する」などもあり、親子で話し合う機会を設けて、子どもの意見を尊重しながら、保護者は情報収集などのサポートを積極的に行なっている様子がうかがえます。
子どもの進路に関する保護者の悩み
子どもの進路選択や学校選びについて困っていることや悩んでいることについては、「特に困っていることはない」と回答した保護者は全体の31.4%。次いで「学費が工面できるか不安」が24.5%となっています(複数回答)。
なお、「特に困っていることはない」と回答した保護者を除いて集計すると、およそ3人に1人が「学費が工面できるか不安」と回答しているという結果になりました。
「困っている・悩んでいること」の3位~5位は「子どもの学校選びに必要な情報が足りない」「子どもの学習時間が足りない」「子どもが興味を持った学校のオープンキャンパスやイベントに参加できない」で、これにはコロナ禍にあることが影響しているのかもしれません(図表1参照)。