コロナ禍による収入ダウン、失業などで住宅ローンの返済が苦しくなり路頭に迷う人がニュースなどでも取り上げられることも多く、「他人事ではない」と感じた方も多かったのではないでしょうか。
そこで本日は、人生の三大資金の一つともいわれる「住宅」にスポットをあててお話をしたいと思います。
持ち家事情と住宅を買うタイミングは?
金融広報中央委員会「知るぽると」の「持家、非持家世帯の比率(2019年/令和元年)によると、全体の持ち家比率は75.9%です。年代別では20歳代が27.1%、30歳代が54.5%で40歳代から飛躍的に上がり73.5%、50歳代が75.1%、60歳代が82.0%となっています。
結婚、子育てにより住宅購入に至っている様子がうかがえますね。
住宅ローンは働いて就労収入がある間でないと組むことが難しいでしょう。退職後の住まいについて、「賃貸か持ち家か」の判断は、なるべく早めに決めておくことが重要です。
住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2020年度」によると、住宅の平均購入金額は、土地付注文住宅は4397万円、建売住宅は3495万円、マンションは4545万円、中古戸建は2480万円、中古マンションは2971万円です。
平均の住宅価格が分かったところで、住宅資金の準備に必要な頭金についてお話をします。