【男性向けも】AI・IoT活用のパーソナライズスキンケア市場を狙う企業は?

Vitaly Art/Shutterstock.com

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コロナ禍の影響を受けて店舗での対面カウンセリングが難しくなる中で、マスク常用によるトラブルなど肌に関する新たな悩みが増加しました。こうした状況に対応するため、AIやIoTデバイスを用いてユーザーの無料肌診断を行い、その人ごとにパーソナルなスキンケア商品を販売する手法が増えています。

ファンケルやオルビスなどの大手化粧品通販企業は、直営店で培ったカウンセリングノウハウを生かし、肌の分析結果をもとに個人ごとのスキンケア方法や最適な商品を提案。顧客に合わせたパーソナライズ商品を毎月届ける「定期購入」や、店舗への誘導にもつなげたい考えです。

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さらに大手だけでなく、自ら企画・製造したオリジナル商品を自社サイトで直販する「D2C」企業もパーソナル化粧品を強化。中には、最近トレンドとなっている男性向けコスメも見られます。

IoTデバイスを使い定期購入を展開するオルビス

オルビスは今年4月から、自宅で肌測定ができる手のひらサイズのIoTデバイスを用いたパーソナライズスキンケアサービス「カクテルグラフィー」を導入しました。

デバイスには肌の水分量を測定するセンサーと、皮脂量・キメ・毛穴の状態を測定するカメラが搭載されていて、AIテクノロジーや同社独自の肌理論を用いて肌状態を分析します。測定結果は潤いやなめらかさ、ハリ・弾力など5項目で示され、現在の肌状態に必要なケア情報がデバイスと連携した専用アプリに届きます。

肌データに加え、専用アプリから取得した天候データや生活習慣データなども含めて総合的に分析し、数百通りの組み合わせから最適な商品をAIが選択。美容液2本と保湿液1本を毎月届ける仕組みで、日々変化する肌データに合わせて商品も毎月アップデートされます。

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執筆者
渡辺 友絵

長年にわたり流通系専門紙編集部において取材や執筆、編集業務に従事し、通信販売・ネット通販専門紙の編集長を務める。官庁や各種業界団体、大手企業への取材を経験し、業界知識を生かしてビジネス系著書の発行、テレビ・ラジオ経済番組への出演、公演活動などを手がけた。その後、業界の人材育成を目指し、通信販売やネット通販にかかわる検定試験を行う一般社団法人を設立して代表理事に就任。テキストの執筆・編集、試験やセミナーの企画・運営などに従事した。現在はフリーのライター・編集者として、小売、EC、通販、金融、法律、教育、ジェンダーなどの記事をさまざまな紙媒体やWEB媒体に執筆している。現在、一般社団法人 ECネットワーク研究員、公益社団法人 日本印刷技術協会客員研究員、日本ダイレクトマーケティング学会 正会員・法務研究部会幹事。著書:『通販業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(秀和システム)ブログ:「通販研究所