ご自身が老後に年金をどのくらい受け取れるかご存知でしょうか?
年金の目安額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」から確認できます。ただ、ねんきん定期便は見方がよく分からない、ねんきんネットには登録していない、という方もいらっしゃるでしょう。
私はかつて証券会社で、多くのお客様から老後資金のご相談を受けてきましたが、「年金額が少ないので困っている」「年金には期待していないからどうしたら良いか」といったお声を多く聞いてまいりました。
年金が少ないため、資産運用で増やした貯蓄を切り崩したり、不労所得を生活の足しにされている方もいらっしゃいました。そこで今回は、60歳からの年金受給額と貯蓄や不労所得についてのお話をしてまいります。
60歳代以上の「年金受給額」
まずは、厚生労働省年金局の「令和元年(2019年)度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」(参考資料2)から、国民年金(基礎年金)・厚生年金の平均年金月額を見ていきます。
国民年金(基礎年金)の平均年金月額
- 60~64歳:4万2023円
- 65~69歳:5万7108円
- 70~74歳:5万6697円
- 75~79歳:5万5922円
- 80~84歳:5万6572円
- 85~89歳:5万5175円
- 90歳以上:4万9232円
厚生年金保険(第1号)の平均年金月額
(※)厚生年金保険(第1号)の平均年金月額には基礎年金月額が含まれます。
- 60~64歳:7万6681円
- 65~69歳:14万2972円
- 70~74歳:14万6421円
- 75~79歳:15万1963円
- 80~84歳:16万575円
- 85~89歳:16万3489円
- 90歳以上:16万1044円
60代前半に、繰上げ受給分や特別支給の老齢厚生年金を受け取る場合がありますが、本来の老齢年金の受給スタートは65歳からとなります。
65歳以降の平均年金月額を見ると、国民年金(基礎年金)であれば約5万円、厚生年金保険(第1号)であれば15万円前後ですね。
多くの方にとって、公的年金だけで老後を暮らすことは難しいといえそうです。では、不足分をカバーするための貯蓄を、みなさんどのくらいキープされているのでしょうか。