不労所得で収入を得るには?
最後に、60歳以上の「財産からの収入」すなわち不労所得にまつわるデータをご紹介します。
「令和元年(2019)度 高齢者の経済生活に関する調査結果」によると、財産からの収入(利子、配当金、家賃、地代等)がある割合は8.4%でした。
不労所得で収入を得ている人はこれほどまでに少ないですが、ご自身に合った金融商品や運用スタイルを選ぶことが、老後生活のゆとりに繋がっていくかもしれません。
いかなる不労所得を得る場合も、まずは基盤となる資産を築く必要があります。
長寿時代を見据えた資産形成は長い道のりとなります。どこから手をつけて良いか迷う方は、まず情報収集からスタートしてみましょう。投資のリスクやメリットを理解したうえで、ご自身に合う資産運用のスタイルを吟味なさることをお勧めします。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯 詳細結果表 2020年(令和2年))」第8-5表
- 日本銀行「資金循環の日米欧比較」
- 三菱UFJ銀行「円預金金利」
- 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)「基本ポートフォリオについて」
- CASIO「ke!san生活や実務に役立つ高精度計算サイト」
- 内閣府「令和元年(2019)度 高齢者の経済生活に関する調査結果」第4章 集計結果表_質問間クロス
宮内 勇資