資産運用の力で、老後の資産を増やす
ここからは、1000万円の元手を、さまざまな金融商品で運用したらどのくらい増えるのか、25年間運用期間をとったケースでシュミレーションしてみます。
〈条件〉運用元本1000万円、運用年数25年・複利運用
- 預貯金(0.001%):1000万2500円
- 国内債券(0.7%):1190万5202円
- 外国債券(2.6%):1899万6956円
- 国内株式(5.6%):3904万7925円
- 外国株式(7.2%):5686万8220円
※( )内の運用利率の参照元は以下の通り
預貯金:三菱UFJ銀行「円預金金利」
その他:年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)「基本ポートフォリオについて」【期待リターン(名目リターン)】
上記はあくまでシミュレーションですが、外国株式で7.2%の利率で運用できた場合、約5700万円にまで増えていきます。1000万円の預け場所を変えるだけで、資産はここまで大きく育つ可能性があるわけです。
また、資産を増やしていくためには、長期目線で、この先も成長が見込める先に投資している商品を選ぶことが大切です。
とはいえ、生活資金として切り崩しが必要となり、長期間運用に回しておくわけにはいかない、という場合もあるでしょう。その場合は、必要な金額だけ現金化する、という方法がおすすめです。
また、配当や分配金が出る金融商品を選ばれる人も多いでしょう。いわゆる「財産所得」、つまり不労所得に繋がる一つの方法ではありそうです。