気になる老後「どう備える?」
老後資金の準備方法として多くの方が思い浮かべるのは、まず「預貯金」かもしれませんね。低金利が続くいま、預貯金の利息はほんのわずか。残念ながらお金を増やすことには繋がりにくいといえます。こんな今こそ、お金に働いてもらう「資産運用」に目を向ける好機であるともいえそうです。
ポートフォリオに、預貯金・保険・資産運用をバランス良く組み入れることで、効率的にお金を育てていくしくみを作っていかれてもよいでしょう。つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった国の税制優遇制度の活用も検討してみるとよいかもしれません。
数ある金融商品や運用スタイルのなかから、ご自身に合うものを吟味してチョイスすることが大切です。「何から始めればいいか分からない」という投資初心者の方であれば、まずは情報収集からスタートしてみましょう。ゆとりある老後への第一歩を踏み出すことができるかもしれません。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
- 総務省「令和2年 地方公務員給与の実態(表-24 団体区分別,年度別一般職員の勤続25年以上の定年又は応募認定退職者1人当たり退職手当額)」
- 内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況(令和元年度退職者)」(表3)
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況(一時金・年金)の支給実態」(第23表)
- 金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第21回)厚生労働省提出資料
- 公益財団法人生命保険文化センター〈「生活保障に関する調査」/令和元年度〉
- 生命保険文化センター「介護や支援が必要な人の割合はどれくらい?」
- LIFULL介護「老人ホームの費用相場」
- 吉田奈都子(LIMO)「40代~50代「働き盛り世帯」の貯蓄、平均いくらか」
宮内 勇資