厚生年金だけでは老後は乗り切れない?
貯金や運用で老後に向けてお金を作ることは大事ですが、同時にリスクに備えることも非常に重要です。
具体的には、働いている間に怪我や病気で長期間働けなくなってしまい、仕事に復帰しても収入が下がってしまったり、介護状態で収入自体が無くなったりする可能性があります。
その際にお金が出る保障にしっかり入っておく必要があります。
これを怠ると、運用し続けることが難しくなり、老後資金を作ることも出来なくなってしまいます。
ある程度の保障に入っておけば、何かあった時にも保険金が出ますので、投資を続けられる可能性が高いでしょう。
これから投資を始めようとされる方は、投資とセットで保障を持つことを忘れないようにしましょう。
厚生年金は今後どうなる?今からできることは
つい先日、厚生労働省が「年金改革を検討している」とのニュースがありました。
将来国民年金の財源が不足した場合、厚生年金の財源から充当するという内容です。
つまり、これは会社員の厚生年金が減らされて総額の年金額が減額されることを意味しています。
実際にこの法案が成立するかどうかは分かりませんが、老後は国に頼らず自分たちでなんとかする時代はもう目の前まで来ています。まずは、今後のライフプランをじっくり考えてみる時間を設けてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金国民年金事業の概況」
- 金融庁「安定的な資産形成に向けた取組み(金融税制金融リテラシー関連)平成30年11月16日」
- 金融庁「資産運用シミュレーション」
- 宮野 茉莉子「その差は約6万円。厚生年金ひと月の受給額、男女の違いを探る」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
佐藤 雄基