「IT業界の人手不足はウソ」は正しい? 日本に本当に足りないものは何か

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長びくコロナ禍の影響で、企業業績の二極化が取り沙汰されています。たとえば観光・鉄道・飲食などで苦しい業績が続く一方、「巣ごもり消費」をとらえた業界では好調な企業も多いようです。

今回は、最も業績好調とも言われているIT業界について考えてみます。

IT業界の人手不足は決定的

近年、全業界の有効求人倍率が1.2倍~1.6倍ほどで推移している中、情報処理・通信技術者(ITエンジニア)の有効求人倍率は1.5倍~2.5倍程度で推移しており、IT人材の不足がうかがえます。

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コロナ禍の影響で有効求人倍率がおおむね下がった2020年においても、ITエンジニアは1.5倍(全体は約1.2倍)です。

有効求人倍率から見た場合、ITエンジニアは確実に人手不足と言えます。その一方、ネットなどで検索すると「IT業界の人手不足はウソ」という声もあります。

たしかに経験者が前提であったり、求められるスキルも高いため、ITエンジニア採用の敷居は決して低くありません。“なぜ人手不足の業界で、そんなに敷居が高いのか"というギモンもあるようです。

どちらが正しいのか、中・長期的な観点でIT業界をみてみましよう。

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執筆者

東京都出身。元会社員。成蹊大学経済学部卒業後、バブル期に広告企画制作プロダクションのフロムガレージ(現DGグループの前身)に入社。その後、転職を繰り返しながら主にBtoB企業のプロモーション企画制作に従事。また編集プロダクションで書籍・ムックの編集・ライティングに携わる。近年では、LCA関連の環境ラベル「CFP(カーボーンフットプリント)」の制度試行事業(経産省)下での広報業務にも従事。最近は、フリーの編集者・ライターとして主にIT分野を中心に活動中。主な書籍関連実績:『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』(責任編集/笠倉出版社)、『ロックの教科書』(共著/笠倉出版社)