年収は関係ない? 今からできることを考えよう
今回の比較で、「年収が高いから貯蓄が多い」わけではないことが分かりました。
年収600万円は、給与所得者のなかでも上位20%に入る水準。憧れを抱いたり、家計にもゆとりがあるようなイメージを持たれることも多いかもしれません。ただその生活水準に応じて、教育費や住宅ローンなどが家計を圧迫していることも推測されます。
年収が高くても、しっかり貯蓄できない可能性があると考えると不安ですね。
どの年収帯においても、生活水準や貯蓄、負債額は人それぞれ。一方で、誰しも平等に老後は訪れます。節約をしていても、どうしても削れない生活費や教育費はあるものですよね。
そこで、ファイナンシャルアドバイザーの私からのアドバイスは、資産運用でお金を育てるという発想を持っていただくことです。
さまざまなライフイベントがあるため、老後資金の準備はつい後回しになりがちです。しかし、2019年には「老後2000万円問題」も話題となりましたが、老後資金は大きな金額になるからこそ先手先手でいきたいもの。早ければ早いほど少額でスタートできるので、家計の負担も少なくて済むのです。
貯金はもちろんのこと、余裕のある部分については資産運用に振り分けていくことを検討されるとよいでしょう。つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった、少額からの積立投資を後押しする制度も今では人気です。リスクを抑えながら、賢く運用できるといいですね。
まずは、自分に合うかも含めて、無料動画を見たりオンラインセミナーで情報収集したりしてみてはいかがでしょうか?