みんなが金融商品を選ぶ基準は?
40~50代の貯蓄の内訳を見てみると、預貯金以外の金融商品を保有している様子も分かりました。ただし投資には「リスクが怖い」「よくわからなくて選べない」という悩みもありますよね。実際に金融商品を選ぶ際、みんな何を基準に選んでいるのかを年代別でみてみましょう。
【40代】金融商品の選択基準(金融商品を保有していない世帯を含む)
- 収益性(利回りが良いから・将来の値上がりが期待できるから):25.6%
- 安全性(元本が保証されているから・取扱金融機関が信頼できて安心だから):30.4%
- 流動性(現金に換えやすいから・少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから):20%
- 商品内容が理解しやすいから:6.2%
【50代】金融商品の選択基準(金融商品を保有していない世帯を含む)
- 収益性(利回りが良いから・将来の値上がりが期待できるから):17.9%
- 安全性(元本が保証されているから・取扱金融機関が信頼できて安心だから):36.6%
- 流動性(現金に換えやすいから・少額でも預け入れや引き出しが自由にできるから):24.6%
- 商品内容が理解しやすいから:4.6%
40代では安全性が約30%、収益性についても約25%と安全性と大差なく重視していることが分かります。一方の50代では、安全性の割合が上がり、収益性が下がります。老後を目前とし、「安全性を重視したい」という気持ちが増えるのでしょう。同時に、自由に出し入れできる流動性を重視する人も多くなります。
傾向としては若い世代ほど安全性とともに収益性を重視し、年齢が上がると収益性への意欲が減るようです。こういった傾向を踏まえ、資産運用を検討される方はいつから始めるかを計画するのもいいでしょう。