簡単そうで難しい1年生の国語

そして算数以上に厄介なのが国語です。1年生の国語は、漢字もそれほど難しいものではありません。しかし、子どもの読書を取り巻く環境は昨今のスマートフォンやタブレット端末の普及で大きく変化しています。

本を読む子は読み、動画サイトに夢中になっている子もいる。活字離れというよりは、活字に親しむ子と、そうではない子の二極化が進む時代になっています。

小学1年生の国語では、まず最初にひらがなを丁寧に学びます。そして、一般的にくっつき言葉と言われる助詞の「わ・は」「お・を」「え・へ」の区別、間違いやすい「ず・づ」「じ・ぢ」を使う言葉を学習します。

細かいことかもしれませんが、これを1年生の時点でしっかり定着させないと作文やレポートを書くときに誤字脱字が多くなり、後から修正するのが大変です。また、日頃から活字に慣れていないと正しく書くことが不得手になります。

現在小学1年生の筆者の子どもを見ていると、6学年そして4学年離れている上の子たちの時よりも助詞の宿題プリントが確実に多くなっています。担任の先生は通常子どもの理解が足りていない単元を宿題に出すので、こうした言葉の使い方が身についていない児童が目立つのではないかと思われます。

そして、ひらがなは丁寧に教わりますがカタカナは時間をかけず漢字へと進んでいきます。これは2人の子どもで経験済みでしたが、少しでも文字に不安を感じているなら就学前からカタカナ対策をしておくといいかもしれません。

テストの点数が低下してきたら要注意

1年生の頃は何とか90点、80点以上を取っていても、2年生、3年生と学年が上がるにつれて70点を取ることが増えてきたら黄信号点灯です。