結局、ワーケーションは幻のキーワードに

大ブレイクの予感もしたワーケーションですが、結局のところ、残念な結果となってしまいました。昨年秋に民間のIT企業(株式会社インフォリッチ)がテレワーク者1000人に実施したアンケート調査では、「ワーケーションに興味ありは62%」しかし「ワーケーション体験者は5%」という結果でした。

実施できない理由として最も多いのは「お金がかかる」、次いで「旅行に行くなら休みたい」「仕事と休暇のメリハリをつけたい」「会社の仕組み上、実施が難しい」など、興味があっても実施するにはハードルが高いというのが現状でした。

日本ではワーケーションなどという“優雅な働き方"は絵に描いた餅だったいうことかもしれませんね。そもそも決してIT先進国ではないためインフラの問題もありますし、日本の経営者のマインドは“仕事と遊びを一緒にするな"みたいなところにありますし。

結局のところ、ワーケーションは日本政府が「Go Toキャンペーン」などとの関連も含めて、“世界で行われているし、日本でもひとつやってみるか!"という発想で始めて、アイデア倒れになってしまった、ということだと思います。