塾で見た「お金があっても子どもを不幸せにする親」習い事漬けの弊害

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家庭の経済力に起因する学力格差が問題視されています。しかし、経済力があっても問題が起きないとは言い切れません。「子どもの能力を伸ばすため」と自由時間もないまま習い事漬けにしたり、本人の気持ちを無視した習い事に通わせる親もいます。

教育に情熱をかけることは悪いことではありませんが、子どものことを習い事先に丸投げしたり、親子の時間を持つのが面倒で連日習い事に通わせたりするようでは、決して子どものためにならないのです。

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乳幼児の頃から複数の習い事で忙がしい!?

少子化の時代、家計に余裕のある親が子どもの教育費にお金をつぎ込むケースは少なくありません。昔に比べて習い事の種類が格段に増え、英語や音楽、水泳、そして各種教育など様々なジャンルで乳幼児を対象にした教室が増えています。

小さい頃から習い事をさせて子どもの得意なことや好きなことを伸ばしたい。ママ友もつくりたい。そう願う親の思いも相まって、余裕のある家庭では就学前から習い事の掛け持ちは特段珍しいものではなくなっています。

共働き世帯では平日は保育園やこども園に通っているため、習い事に通わせるとなると休日のうち1日をあてることが現実的です。一方、幼稚園の場合は帰宅時間が早く、習い事に通いやすいので複数通わせているという家庭も結構あります。

実際、筆者の3人の子どもたちが幼稚園に通っていた頃、全く習い事をしていない子は少数派。筆者の子どもはその少数派に属していましたが、長子と次子が年長の頃に同じように習い事をしていない子はそれぞれの学年で1人ずつだけでした。

一方、習い事をしている子は1つ、2つ程度が主流で、中には週3や週4というケースもありました。筆者が塾で仕事をしているとき、習い事で多忙な環境で育ってきた生徒に接した経験も何度かありますが、決して幸せそうとは言えない面が見えたものです。

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執筆者

公立大学を卒業後、大手学習塾で講師を6年間務める。塾講師と自らの子育ての経験を元に教育関連の記事を執筆するほか、個人ブログ「透明教育ママ見参!!」やYouTubeチャンネル「透明教育ママ 中山まち子」で情報発信をしている。「くらしとお金の経済メディアLIMO」のほか、「アーバン ライフ メトロ」「アクセス進学」に連載中。