不動産投資で狙うべきエリア2つのポイント
こうしてトップ30のエリアを見ていくと、都心からの移転者が好む条件というものが見えてきます。これらは、「今後不動産投資で狙うべきエリアの条件」と言い換えることもできるでしょう。
その条件とは、
- 都心へ1時間以内というアクセスの良さ
- 川、海、公園などの自然がある
の2つです。
自然豊かなエリアであれば子育てもしやすいですし、ストレスフリーな生活を送れるようになると思います。さらにテレワークが定着化してくれば、少子化対策にもなりそうです。
また、今回のデータをパッと見ると、藤沢市や茅ヶ崎市などの湘南エリアが人気のように思えますが、実は三鷹市、小金井市、武蔵野市、立川市などの中央線沿線地域の合計の方が、移転者の合計人数としては多いのです。
中央線沿線は不動産投資の人気エリアとして昔から有名ですが、今後はさらに人気が高くなっていくでしょう。
また、軽井沢町や宇都宮市への移住者が多いということは、東海道新幹線で1時間以内で行ける静岡方面の地域も今後さらに人気が高くなっていくかもしれません。
実際に今後人口が増えていくエリアを見つけるのは難しいでしょうが、上記のようなデータから特徴を分析することで、今後人気になりそうなエリアをイメージすることは可能ですし、あなたの不動産投資に役立てることもできるでしょう。
繰り返しになりますが、キーワードは、「都心へ1時間以内というアクセスの良さ」「川、海、公園などの自然がある」の2つです。
不動産投資だけでなく、ご自身の住まい選びの参考にもなさってください。
参考資料
- 住民基本台帳人口移動報告 2020年結果(総務省統計局)