仕事を続けるのが大変…どうやって乗り超えるか
共働きを続けたほうが家計的なメリットが大きいことは、なんとなく皆さんも感じておられると思います。ただし、現実はそう簡単にはいかないこともしばしば。仕事と家事の両立がつらくてたまらない時もあるでしょう。
子育てファミリーからのご相談を受けていると、「いつ私は仕事を辞めていいでしょうか?」という質問をよくされます。
育休から復帰して、2人の子どもを育てながら働いているけれど、時間の余裕がないし、保育料などの支払いもあって時間的にも経済的にも余裕が感じられない……やめたい気持ちが募るのは筆者も十分に理解できます。
そんな時の筆者からのアドバイスは、「今は貯金をできなくても構わない。お金で時間を買ってください」というもの。
子育ては、子どもが生まれた時が最も手がかかり、子どもの成長に伴ってだんだんと手がかからなくなります。そしてほとんど手がかからなくなった頃には、教育費がかかるようになります。
子育てに手がかかり大変な時期はほんの数年です。その間は、たとえ貯金ができなくても子育てをしながら働き続ける自分を褒めてあげてください。家事代行サービスやベビーシッターが必要な時には、お金を払ってでもそうしたサービスを利用しましょう。
家事に払う費用は必要な経費であると割り切り、稼ぎ続ける立場に留まることのほうが将来的には大きな利益を生み出しやすくなります。いずれは昇給や昇進したり、ボーナスの金額が増えたりして、お金も貯めやすくなるでしょう。