「前回の特別定額給付金、主人の口座に振り込まれて、そのまま。どうなっているのかわからない。再給付されても主人のヘソクリが増えるだけだと思ったら、腹が立って仕方がないから要らないです。本当に困窮している人が収入減の証明を見せて、手続きしたらもらえるようなシステムにすればいい」(40代)

「なんとなく、お金をばらまいておくから言うことを聞け、っていう感じがして嫌だな。もっと他にやり方があると思う。消費税を廃止するとか、住民税や固定資産税をコロナ禍の間だけ減額するとか…。特別定額給付金のお金を補填するために増税します、とか言われたら洒落にならない気がしますよ」(40代)

「一律給付じゃなくて、困窮している家庭や低所得の世帯に限定すればいい気がする。義理の実家なんて、年金が減ったわけでもないのに特別定額給付金はさっさともらってホクホク顔。その給付金は現役世代が負担するのかと思うと、なんだかモヤモヤする」(30代)

「1回目の特別定額給付金が出て、経済が上向きになったという実感があまりなかったですね。正直言って、焼け石に水。それなら、社会保険料を一定期間減額するとか、継続した補償がある方がありがたいです」(40代)

再給付反対派の理由のほとんどは、「税金で自分たちや子供たち世代の負担が増えることが心配」。確かに、忘れたころに増税…となるのは、ちょっと避けてほしいところです。

おわりに

ママたちの間でも、賛成派と反対派に意見が分かれている特別定額給付金の再給付。現在のところ、政府は再給付について言及していません。

しかし、早くも感染拡大の第5波が懸念される今、不満と不安が大きく広がってるのは間違いありません。すべての国民が納得いく補償を…というのはハードルが高いですが、「もう少し、この不満・不安を払しょくしてほしい」というのがママたちの正直な気持ちではないでしょうか。

大中 千景