「まさかに備えた保障」も視野に

ここまで見てきた通り、遺族年金のしくみは複雑です。「わが家の場合は、どうなるんだろう?」と不安になった方も少なくないでしょう。

家族の状況によって遺族年金の受給状況はかなり変わってきます。ご自身の世帯ケースの場合は万一の際にどれぐらい遺族年金が受け取れそうか、把握しておけるとよいですね。

パートナーの死は、「ひとが一生で味わう最も大きなストレスである」などといわれます。しかし、夫婦どちらかが必ず経験することでもあるでしょう。

「もしもの時」を避けることはできません。しかしお金の不安を減らす工夫は可能です。

保険や貯蓄などをバランスよく組み合わせながら、「家族の安心」に繋がるポートフォリオを作っていかれることをお勧めします。

マネープランの見直しや、資産運用の方法に不安を感じたときなどは、お金のプロに相談されてもよいかもしれません。

参考資料

佐藤 雄基