みんなの「働きたい理由」と「退職したい理由」

ところで、みなさんは「働きたい派」と「退職したい派」、どちらでしょうか?
内閣府「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査」によると、「何歳まで収入を伴う仕事をしたいか(したか)」の回答の第1位は「61~65歳」で30.7%です。

男女別に見ると、女性は「51歳~60歳」、男性は「61~65歳」「66歳~70歳」と答えた割合が高くなっています。

ここでは、みんなの「その年齢まで働きたい(いた)理由」と「退職したい(した)理由」についても簡単に目を通しておきましょう。

働きたい(働いた)理由

  • 経済的にゆとりある生活を送りたいから…28.9%
  • 働き続けないと生活費が足りないと思うから…24.9%
  • 仕事をするのが好きだから…16.9%
  • 社会との繋がりが欲しいから…13.4%
  • 定年退職の年齢だから…7.0%

働きたい理由では、経済的な理由が53.8%と半数以上を占めています。逆に言えば、経済的な心配がなければ退職してセカンドライフを楽しむことができるともいえそうです。

退職したい(退職した)理由

  • 定年退職の年齢だから…29.2%
  • 体力的・精神的に難しいから…29.0%
  • 趣味やボランティアなど仕事以外のことに時間を使いたいから…17.0%
  • 年金を受け取れる年齢になるから…9.8%
  • 配偶者や子どもなどの収入があるから…4.1%
  • 資産が十分にあるから…0.5%

また、男女別に見ると「趣味やボランティアなど仕事以外のことに時間を使いたいから」・「定年退職の年齢だから」と答えた割合は男性が高く、「体力的・精神的に難しいから」と答えた割合は女性で高くなっています。