老後の年金は自分で作る
「自分がもらえる年金額では生活できそうにないなぁ・・・」
このような場合は、「自分で」自分の年金を作ってみるのはどうでしょうか。
20歳代、30歳代の人は老後までの時間に余裕がありますから、時間を味方につけてコツコツと準備をすれば、貯蓄の成果も出やすくなります。
40歳代、50歳代の人はこれまで貯めてきた、ある程度まとまった資金で運用にチャレンジしてみるのもよいでしょう。ただし、資産運用はリスクを伴いますので、FPやIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)などに相談することをおすすめします。
すべての世代の人に共通するのは、とにもかくにも「資産を活用して老後資金を増やす準備をすぐに始めること」です。
時間を味方につけて運用することができれば、複利の効果で資産を雪だるま式に増やすことも可能です。ぜひ検討してみてください。
まとめにかえて
今回は、働く世代が将来受け取る厚生年金について見てきました。
年金は老後を過ごす上で大切な資産ですが、世帯で受給する年金額やライフスタイルによって、生活するには不十分な場合もあります。年金に上乗せできる老後資金が準備できれば安心なのは、言うまでもありません。
老後のお金の相談は、FPやIFAなど、お金のプロに相談してみるのも安心への近道です。ぜひ検討してみてください。
参考資料
日本年金機構「公的年金の種類と加入する制度」
厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 令和2年調査結果」
熊谷 良子「厚生年金「月30万円以上」受け取るシニアの割合は」(LIMO)
鶴田 綾