国民年金の受給額・受給者数
次に、国民年金の受給額と受給者数を見ていきたいと思います。
国民年金 年金月額階級別老齢年金受給権者数
- ~1万円:7万8940人
- 1万円~2万円:30万5498人
- 2万円~3万円:96万2046人
- 3万円~4万円:297万367人
- 4万円~5万円:470 万5988人
- 5万円~6万円:766万5866人
- 6万円~7万円:1448万1778人
- 7万円~:182万1629人
国民年金の場合、受給額が5~7万円の範囲に収まる人が多いようです。
ちなみに令和3年度の老齢基礎年金は満額で月額6万5075円支給されます。
満額でこの額ですから、満額受給の条件を満たしていない人はこの額より低くなります。ただし、レンジ自体がそれほど大きくないので、厚生年金ほどの差が生じにくいことは確かです。
老後格差を埋めるために
厚生年金のデータでは受給額に大きなバラツキがあり、受給額が30万円以上と答える方もいれば、1万円以下と答える人がいるなど、同じ受給者間でも大きな格差があります。
一方の国民年金は受給額自体が生活を支えるには十分な額とは言えず、こちらも不安が残ります。
国民年金と厚生年金の受給額の差、厚生年金受給者間の受給額の差。この差を埋めるためには何が必要でしょうか。