現在の預貯金額、加入している保険、有価証券など、お持ちの金融資産を確認、整理してみます。

半年分の生活ができる程度の資産があれば、緊急事態にも備えられますので、緊急事態用の生活費が確保ができたら、その他に眠っている資産の運用方法を考えていきましょう。

効率的にお金を増やすためには、金融商品の活用も悪くありません。特に積み立て投資などは蓄財に効果的な方法です。無理なくコンスタントに続けていけるかを確認することが大切です。

コンスタントに続けていくためにはムリな金額でお金を積み立てないことです。途中でやめてしまうことにもなりかねません。

積み立ては長期で行うからこそ、成果が出る方法です。焦らずじっくり取り組みましょう。

いずれにしても、これらの決定は、なかなか自分ではやりにくいことでもあります。

お金の専門家に手伝ってもらい、メリット、デメリットを説明してもらうとよいでしょう。

まとめにかえて

50代になり、給与が段々と上がってくるのは嬉しいものです。「やっとまとまった資金を貯金できる」と老後の対策を本格化する人もいることでしょう。

その際、気をつけたいのは、「年齢にあった金融商品を選択できているか」ということです。

定年と老後を控えた50代は、お金のことに関しては、とかく失敗はしたくないものです。

自分では判断ができない場合も多々ありますし、このような場合はお金の専門家のアドバイスを受けるのも手です。

自分に合った貯蓄の方法が見つかるはずですので、活用してみるのもよいでしょう。

参考資料

熊谷 良子「50代「みんなの平均」老後に向けたホントの貯蓄額」(LIMO)
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」
金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(令和元年度)