貯蓄100万円未満「50代の老後難民予備軍」は何割か

「老後難民」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

この「老後難民」という言葉ですが、2010年に野尻哲史さん(合同会社フィンウェル研究所代表)が造った言葉()です。

10年以上前の言葉にもかかわらず、時代遅れの感はなく、むしろ「人生100年」とも言われる現代においては、当時より切実に老後問題を訴えかけてきます。

元気で長生きすることは喜ばしいことですが、反面、それなりの生活費も必要となります。

直近では「老後2000万円問題」など、年金だけでは老後生活は成り立たないという話題が、大きく取り上げられたばかり。

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老後までの時間が限られた世代にとっては、「2000万円足りない」と急に言われても、まさに寝耳に水の感も拭えませんよね。

そこで今回は、老後が目前まで迫った50代の貯蓄状況を確認しながら、「老後難民予備軍」にならないための対策を一緒に考えていきたいと思います。

※野尻哲史「『老後難民女子』が懸念される理由。老後資金の準備は女性こそ大きな問題」(LIMO)

50代・貯蓄100万円未満世帯は何割か

まずは、50代の貯蓄状況を確認してみましょう。

金融広報中央委員会の「令和2年(2020年)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」より、50代世帯(※世帯主の年齢が50代の世帯)で、貯蓄100万円未満の人の割合は以下のとおりです。

50歳代 金融資産保有額

  • 金融資産非保有者:13.3%
  • 100万円未満:6.4%

50代金融資産ゼロ世帯も含めた貯蓄100万円未満の世帯は全体の19.7%にものぼります。

老後に2000万円が足りないと取り沙汰されるなかでは、この金額で老後を迎えるのは、かなり心配な状況と言えます。

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執筆者
  • 鶴田 綾
  • ファイナンシャルアドバイザー

福岡女学院大学卒。卒業後まもなく渡米、1年の留学生活の後、日本郵便株式会社にてリテール営業に従事。特に生命保険の販売では商品分析を得意とし、豊富な商品知識を持つ。お金の悩みに徹底的に寄り添う姿勢で顧客からの信頼も厚い。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。