新型コロナウイルスの影響で、現金に直接触れずに決済ができるキャッシュレスに注目が集まっています。コロナ禍を機に、キャッシュレス化した人も多いのではないでしょうか。

クレジットカードもキャッシュレスの一つで、一番古いキャッシュレスです。クレジットカードの普及率は高いですが、一方でクレジットカードの不正利用が多いことが問題になっています。

今回は日本クレジット協会の「クレジット関連統計」の「クレジットカード不正利用被害額の発生状況」をもとに、不正利用の内訳と、不正利用されるのは国内と海外どちらが多いかを解説していきます。

偽造被害は海外、番号盗用は国内が多い

2021年3月に開示されている日本クレジット協会の「クレジット関連統計 クレジットカード不正利用被害額の発生状況」によると、2020年(1月〜12月)でクレジットカード偽造被害は国内が2.3億円、海外が5.7億円という結果になり、番号盗用被害は国内が163.9億円、海外が59.7億円という結果であることがわかりました。

つまり、偽造被害は海外からの被害が多く、番号盗用は国内が多いことがわかります。

年度別によっても数値が異なってくるので、年ごとに見ていきましょう。