平均寿命が年々伸びている昨今。

還暦が「長寿のお祝い」と言われても、なかなかピンとこないかもしれませんね。

最近のシニアは大変お元気で、60代になっても継続して勤務を続けている人が多くいます。

私は生命保険会社での勤務経験があり、マネーセミナーの講師やマネープランニングのアドバイザーとして、1000人以上のお客様のお金の相談を受けてきました。

マネープランニングでは、「老後資金をどのように準備したらよいか」などといった相談が多くありました。

出来ることなら、不安ではなく余生を楽しみながら老後生活を送りたいですよね。

そこで今回は、70代が実際にいくら貯金をしているか、いくらの貯金があれば老後は安心かを考えていきます。

70代の貯蓄事情、いくらの貯金をもっているのか

まず、金融広報中央委員会の「令和2年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」から、70代の貯蓄額の平均を見ていきましょう。