70歳以上の金融資産保有額（金融資産を保有していない世帯を含む）

  • 平均値：1786万円
  • 中央値：1000万円

ここで、平均値と中央値について確認しておきましょう。

平均値は一部の極端に貯蓄が多い人の値に影響され、数値が大きくなりやすくなる傾向があります。

それに対し、中央値は貯蓄額が少ない順、あるいは大きい順から並べたとき、全体の真ん中にくる人の値のことを言い、極端に貯蓄が多い人の値に影響されることは、まずありません。

そのため、平均値と中央値では、中央値の方がより実態を反映していると言えるでしょう。

70代の貯蓄の中央値は1000万円という結果になっており、まだまだ続く長い余生を生き抜くため、まとまった資金の準備ができている印象を受けます。

70代の貯蓄格差、貯蓄ゼロ世帯の割合とは

次に「令和2年家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］」より、70代以上の金融資産保有額の分布を確認しましょう。