その1つはどちらか一方の収入が途絶えれば、返済できずに破綻してしまうということです。もう1つは、先ほど言ったように離婚するリスクがあるということです。
どちらかの収入が減ったり、リストラされたりすれば途端にローンが返せなくなりますし、離婚した場合もマイホームが大きな足かせになってしまうでしょう。
そのため、基本的にペアローンでのマイホーム購入はおすすめできません。
マイホームで失敗その6:近所付き合いがうまくいかない
せっかくマイホームを購入したのに、近隣にクレーマーがいてトラブルになったり、意地悪をされたりということもあります。
同世代の家族が多いエリアだと、ママ友ができなかったり、仲間外れにされたり・・・といったこともあるでしょうし、町会の集まりが多くて面倒くさいといったこともあるでしょう。
マイホームを購入した場合、ご近所さんとはずっと付き合っていかなければいけませんので、トラブルになれば、かなりのストレスを抱えることになりますし、下手をすると精神を病んでしまうケースもあるでしょう。
それでも賃貸のように簡単に引っ越すということはできませんので、マイホームを買う場合にはできるだけ人付き合いのことも考えて、十分に近隣を調べてから買った方がいいでしょう。
マイホームで失敗その7:騒音が気になる
マンションの場合、上下左右の騒音や足音、お隣さんのお風呂のタイマー音などが聞こえるケースが結構あります。周波数によって、聞こえやすい音とそうでない音がありますが、一度気になりだすととことん気になってしまうものです。
仮に戸建てであっても、騒音の問題が起こる場合はあります。また、立地が良いからといって幹線道路に面した土地に家を建ててしまうと、車の騒音が気になったり、トラックが通ると家そのものが揺れてしまったりすることもあります。
以前、私は分譲戸建てを1年間借りたことがあるのですが、目の前の道路をトラックが通ると必ず家が上下に揺れました。昼間に仕事をしているときはもちろん、夜寝ている時も揺れますので、地震なのかトラックなのか判断ができないことがよくありました。
私の場合は、賃貸で一時的に借りているものですし、立派な分譲戸建てを安く借りられてむしろ喜んでいましたが、転勤で留守にしている家主さんは本当に気の毒だと思ったものです。
家を買う際は、必ず周辺の騒音をチェックすべきですし、交通量の多い所には買わないほうが無難でしょう。
おわりに:賃貸併用住宅とは
さて、いかがでしたか? マイホーム購入は一生に一度の大きな買い物です。家を買うのも「不動産投資」ですから、しっかり勉強してから買うに越したことはありません。
もし、あなたが「不動産投資」と「マイホーム購入」のハイブリットな家の買い方に興味があれば、「賃貸併用住宅」という家の買い方もあります。
これは簡単に言うと、2世帯住宅を建てて、半分は自分が住んで、もう半分を賃貸に出し、ローンは入居者さんに支払ってもらう、という0円でマイホームを手に入れられる方法です。
「賃貸併用住宅」については、YouTubeウラケン不動産の「【430】憧れの一戸建てをタダで手に入れる!お金が貯まる家の買い方!」の中で解説していますので、ここでは省略しますが、「家を買うのも不動産投資」ということは、ぜひ覚えておいていただければと思います。
参考資料
- 人口動態調査・離婚数(総務省)
- 家計調査報告・二人以上の世帯、2020年平均(総務省)