「俺は嫁を外で働かせたことがない」女性活躍に隠された本音とは

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みなさんは「なでしこ銘柄」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。なでしこ銘柄とは、経済産業省と東京証券取引所が選定している女性活躍推進に優れた上場企業のことを言います。

筆者は以前、なでしこ銘柄に選定された企業に勤めていましたが、現場で目の当たりにしたのは、女性活躍とはかけ離れた現実。今回は「女性活躍」という言葉を取り巻く理想と現実について、筆者の体験を交えて考えていきたいと思います。

「この会社に入れてラッキーだったね」と言われた入社当初

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筆者が前職である某なでしこ銘柄企業に就職したのは、2000年代初頭のこと。入社当初、社内の先輩からは「この会社に入れてラッキーだったね」と異口同音に言われたものでした。

理由は、産休・育休、時短勤務などの制度が整っていて、自分から辞めない限り女性でも定年退職まで働ける環境があるから。まだ新人だった筆者は、ぼんやりと「なんか、いい会社に入ったのかな」と思ったものでした。

入社から5年、ついに筆者自身も先輩の言うラッキーを体験することとなります。

結婚後に子供を授かり、産休・育休を取ることになったのです。休暇を取得するにあたり必要な手続きはすべて会社主導で進めてくれ、復帰予定の時期に保育園に入れなかったときも育休を延長してくれました。

産休育休の制度はあるものの実質的には取得できるような環境がなかったり、いざ取得しようとすると不当な扱いを受けたりする会社も少なくなかった当時。筆者は諸先輩方が言う通り、とても恵まれた環境にいることを実感しました。

この感謝の気持ちを仕事で返すべく、復帰のときにはとても意気込んでいたことを今でも覚えています。

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執筆者

公立大学を卒業後、大手メーカーに9年間勤務。営業・営業事務として働きながら、結婚、出産、育休復帰からのフルタイム勤務を経験。自由な働き方を求めライターに転向後、「くらしとお金の経済 LIMO」「moneliy(マネリー)」など複数のウェブメディアで執筆中。