さいごに

50代は年収のピークを迎える人が増えると同時に、まだまだ住宅ローンや教育費のやりくり手一杯のご家庭も少なくない時期だといえるでしょう。

老後の蓄えのことまで気にする余裕がない、というご家庭は少なくないはずです。

とはいえ、お金を「貯めて・育てる」ためには、時間をかけてコツコツ運用していく心構えがたいせつです。

資産運用は、運用期間が長いほどリスクが軽減し、リターンが安定する傾向があります。複利の力を借りて雪だるま式にお金を育てていくことに繋がります。

「時間をかけて」「コツコツと」という表現は、一見“遠回り”な印象を与えてしまうかもしれませんが、この地道な努力を続けることが、最終的には近道だったりするわけですね。

ご自身の貯蓄の進捗状況や、老後資金の準備への不安がある方は、お金のプロフェッショナルに相談されてみてはいかがでしょうか。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」［貯蓄・負債編］によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構（旧郵政公社）、銀行及びその他の金融機関（普通銀行等）への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金（加入してからの掛金の払込総額）並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券（株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面）といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

参考資料