50代世帯の8割が「老後が不安…」

前出の調査の結果によると、50代・二人以上世帯の約8割が、老後生活への心配、とりわけお金に関する不安を抱えているようです。具体的には、「十分な金融資産がない」「年金や保険が十分ではない」「現在の生活にゆとりがなく、老後に備えていない」といった理由が挙がっています。

そして、50代・二人以上世帯が予想する「老後ひと月当たりの最低生活費」は30万円、「年金支給時に最低準備しておきたいと考える金融資産残高」は2325万円となっています。

「老後資金2000万円」をどう準備する?

老後の生活には2000万円以上必要だと考える50代が多いであろうことがうかがえる結果となりました。かつて話題となった「老後2000万円問題」の影響を少なからず受けた数字かもしれません。

さて、先述のとおり、50代(二人以上世帯)が年金支給時に最低準備しておきたい金融資産残高もほぼ2000万円(2325万円)。そして、50代の金融商品保有額は平均1684万円です。

この「2000万円」を準備していくために、まずは年金受給までの収入と支出を見積もってみましょう。どれくらいになるでしょうか?

その金額を踏まえたうえで、具体的な貯蓄のペースを決めていくとよいかもしれません。