おわりにかえて
今回は、現役時代の集大成の時期ともいえる50代世帯の貯蓄についてながめました。
いわゆる「コロナ前後」を比較すると、50代世帯の貯蓄額は増えていたことが分かりました。
50代は、住宅ローン返済や教育費といったコアな支出がいったん落ち着き、かつ年収のピークを迎える人が多い時期。
今回は触れませんでしたが、30代、40代でマイナスだった純貯蓄(貯蓄から負債を差し引いた額)の平均がプラスに転じるのもこの50代なのです。
つまり、収入が上がり、支出がおちつくことでようやく貯蓄の成果が見え始めてきた人が多い時期、ともいえそうです。資産運用に興味を持たれる方も増えてくる年代かもしれません。
とはいえ、老後までの期間が短いため、50代のみなさんがやみくもに資産運用をスタートさせることは、リスクが高いといえるでしょう。
できればお金のプロのアドバイスを受けながらスタートされることをおすすめします。
ライフスタイルにぴったりの、オーダーメイドのお金の育て方が見つかるかもしれません。