先輩ママや学校の先輩から情報を入手しよう

Aさんは、前出の先輩ママに大学進学だけでなく折に触れていろいろアドバイスを聞いていました。また、娘さんの入学する大学に先輩がいて直接話をする機会もあったそうです。「パソコンを買わなきゃならなさそうだ」ということが分かれば、どこで買うのが安いかなど調べることもできます。概算でもいいので予算化して費用を確保しておけば、慌てないで済みますね。

入学金など想定できる費用以外の出費も念頭に

Aさんの職場は某大学の近くで、毎年新年度になると上から下までバッチリ新しい服で決めた大学生を目にしてきました。新しい環境に送り出す子供に「せめて着るものだけはいいものを…」と財布のひもがゆるくなるのが親心です。その一方、兄弟がいれば新しい学年を迎えるにあたって学納金や修学旅行積立、教科書代なども掛かります。新年度のお金の支払いは待ったなしです。

子供には、自分が学校に行くにあたってどれくらいのお金が掛かっているのか?を共有して「元を取るつもりでしっかり勉強してほしい」と伝えることも大事です。子供も学校を卒業すれば、社会人です。お金の大切さを知るにはいい機会です。アルバイトをして自分の小遣いを賄ってもらえば社会勉強にもなり、一石二鳥になるかもしれません。

参考資料

堀田 馨