Aさんの場合:入学式兼リクルート兼冠婚葬祭スーツと靴購入

Aさんは、今年大学に入る娘さんを持つ50代主婦です。娘さんは幸い浪人せずに大学合格しました。銀行で入学金や前期の学費の支払いを終えたとき「ああ、今まで積み立ててきたお金が跡形もなく消えた」と嬉しさと虚しさが背中合わせの気分を味わいました。

日ごろお世話になっている近所の先輩ママに大学に合格したことを報告すると「じゃあ、まずスーツ買わなきゃね」と言われハッと気が付きました。そうです、入学式に平服で行くわけにもいきません。高校を卒業すれば制服がなくなり、冠婚葬祭用の服も用意しなくてはなりません。大学に収める費用は予定内でしたが、入学準備に関する費用は予定外です。でも待ったなしで購入しなければなりません。

気を取り直して「どこで買うとコスパがいいのか?」を検討した結果、ユニクロの「オーダーメイド感覚スーツ」を購入しました。そもそもの価格帯が控えめなところや、袖や着丈の調整が2000円でできるところも魅力でした。娘と2人でユニクロに出向き、試着するところを見て「大きくなったなあ」と感慨もひとしおだったそうです。

靴は、デパートで購入しました。多少値が張りましたが、Aさんは「いいものを長く履いてほしい」と思いでいいものを買いました。前出の先輩ママから「初めて履くパンプスはストラップ付きが安心」と聞き、本人も納得してストラップ付きを選びました。デパートへは比較的空いている平日の開店直後に行きました。店員さんも初めてのパンプス選びに根気良く付き合ってくれました。何足も出してくれ恐縮したけれど、納得のいく一足を選べた上に素晴らしいサービスを受け「いい買い物ができた」と満足したAさんです。

ちなみに、Aさんが娘のために購入したスーツと靴の値段は下記のとおりです。

ユニクロオーダーメイド感覚スーツ:14,278円
靴:20,900円

しかし、まだ支払いは続きます。教科書代の支払いはこれからです。パソコンも買わなくてはならいのかどうか、入学式後に明らかになります。電車の定期代も高校時代の2倍以上かかります。小遣いはアルバイトで賄ってほしいと考えていますが、課題が多くアルバイトがなかなかできないという話もあり「この後一体いくら掛かるんだろう…」と心配の尽きないAさんです。