コロナ後の成長基盤も着々と準備

FOOD & LIFE COMPANIESはさらなる成長を目指し、2021年9月期は売上高2506億円、当期利益105億円を予想。中期経営計画での目標を超える数字で、強い意欲を示しています。

商品力の高さはもちろん、コロナ下での安全安心と省力化を両立させる店舗システムの導入、テイクアウト需要への対応など、アフターコロナも視野に入れた施策をさらにスピードアップして進めていくのでしょう。テイクアウト寿司のブランドとして知名度の高い「京樽」の買収も、その一環と考えられます。

また、社名の変更とともに新たな企業理念「変えよう、毎日の美味しさを。 広めよう、世界に喜びを。」を発表し、海外展開の本格化を改めて表明。2021年9月期中に海外店舗比率10%超の達成を目指しています。

まとめ

FOOD & LIFE COMPANIESは、コロナ禍の中でも「スシロー」店舗数の拡大で収益増にまい進し、接客システム導入による省人化の店舗モデルづくりやテイクアウト専門店の可能性を探るなど、アフターコロナへつながるチャレンジを行ってきました。

今後も競合に差をつけて、成長していく可能性が高いと見てよいのではないでしょうか。海外展開にも期待大です。

【参考資料】

山口 伸