コロナ禍による来店客の減少に対しては、デリバリー対応を急ピッチで行い、2020年9月末までの1年間にデリバリー対応店舗を124店舗増の199店舗に拡大しています。テイクアウトへの対応では、省人化のために導入を始めていた「土産ロッカー」が、非接触での商品渡しに活躍することになりました。

さらにJR芦屋駅構内にテイクアウト専門店を期間限定で開設し、需要掘り起こしに手応えを得たようです。

その好調さは直近の2021年9月期 第1四半期も継続し、売上高595.3億円(前年同期比6.8%増)、営業利益70.1億円(44.9%増)、四半期利益41.0億円(35.2%増)の増収増益となりました。国内に17店舗、海外に3店舗をオープンするなど、出店の勢いも持続しています。

こうした右肩上がりの業績に呼応して、昨年から株価は目覚ましい伸びを示しています。

投資家の期待の高さを反映し、株価はうなぎ上り

株価は、2018年半ばから2019年10月まで1500〜1800円のレンジで上下していましたが、2019年9月期決算後に上がり始め、昨年1月に2500円を突破。3月はコロナショックで1300円台まで落ちたものの、その後は急上昇し、コロナ以前の水準を軽く超えて3月下旬現在で5000円突破目前となっています。

FOOD & LIFE COMPANIESの過去2年の株価推移