常勤職員の中で退職金を2000万円以上もらっている人の人数は9705人と、全体の約29%という結果になりました。

意外と少ないと思った人も多いのではないでしょうか。

次に行政職俸給表(一)適用者を見てみると、退職金を2000万円以上もらっている人は4091人で、全体の約57%です。

この結果は自己都合退職も含まれていますので、退職事由を「定年」に限定した場合は、常勤職員の約62%、行政職俸給表(一)適用者の約85%が2000万円以上の退職金を受け取っています。

定年という退職事由に限定すると、半数以上の国家公務員が2000万円以上の退職金を受け取っていることがわかりました。

これからの退職金事情はどうなるか

公務員は退職金が安定していてうらやましいと感じている人も多いと思いますが、実は公務員の退職金は民間企業の退職金相場とかけ離れることがないよう定期的に見直されています。

そのため、民間の退職金額の動向によっては、公務員の退職金も減額される可能性があります。

退職する時になって「思ったほど退職金がもらえない」と焦ることがないように、退職金のみを頼りにしない資産形成を心がけたほうがよさそうです。