「繰上げ受給」
65歳より前に年金受給をスタートできる
受け取り開始時期を遅らせる「繰下げ受給」とは逆に、受給開始時期を早める「繰上げ受給」についてお話します。
2021年3月現在、早めることができるのは「最短60歳」まで。年金を受け取る時期を早めるほど年金額は月単位で減額し、その減額率は一生変わりません。
「繰上げ受給」でどれだけ年金は減るの?
繰上げ受給した場合の年金の増減率
減額率=0.005×繰上げ請求月から65歳になる月の前月までの月数
で表され、具体的な割合は以下の通りとなります。
繰下げ請求時の年齢と減額率
(1941年4月2日以後に生まれた方)
- 64歳0カ月~64歳11カ月・・・6.0~0.5%
- 63歳0カ月~63歳11カ月・・・12.0%~6.5%
- 62歳0カ月~62歳11カ月・・・18.0%~12.5%
- 61歳0カ月~61歳11カ月・・・24.0%~18.5%
- 60歳0カ月~60歳11カ月・・・30.0%~24.5%
引用:日本年金機構「年金の繰上げ受給」
「原則65歳」からの年金受給スタートは、繰下げ受給・繰上げ受給の制度を活用することにより、受け取り始める時期を「60歳から70歳まで(2022年)」の範囲で選ぶことができるのです。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)