2016年9月に上場した串カツ田中(3547)。大阪伝統の味を売りに、関東を中心に展開しています。一方、ショッピングモールなどを中心に全国展開を進める「串家物語」も、実は大阪に本拠地を置く上場企業が運営しているのです。
この11月は串カツ田中が上場して初めての権利確定月となります。そこで今回は、串カツ田中と串家物語を運営するフジオフードシステム(2752)、2社の「串カツ優待」をそれぞれチェックしていきたいと思います。
2社の株主優待内容をチェック! 優待利回りで選ぶなら…?
串カツ田中は、毎年11月末の株主を対象に年1回の株主優待を予定しています。内容は3,000円相当の食事券です。ただ、現在の株価は7,690円(2016年11月2日終値)なので、最低投資金額は769,000円と高額。優待利回りも0.4%と低くなっています。
出所:串カツ田中の株主優待情報
参考:上場した「串カツ田中」(3547)の株主優待をチェック!(株1)
一方、串家物語を運営するフジオフードシステムは、年2回、6月末と12月末の株主を対象に株主優待を行っています。内容は、自社PB商品3,000円分または株主様優待食事券3,000 円分のいずれかの選択制(半期分、いずれも100株保有の場合)。2016年11月2日現在の株価は2,620円で、最低投資金額262,000円、優待利回りは2.3%です。
揚げるのはお店に任せるか、自分で揚げるか?
串カツ田中では、注文した串カツはお店の人が揚げてくれます。揚げるスキルを向上させるための社内検定制度も導入してレベルアップに努めているようです。一方の串家物語は、全メニューがビュッフェ形式で食べ放題(時間制限あり)。串カツも揚げる材料を自分で選んで自分の席で揚げるスタイルです。
自分で選んで揚げて食べること自体をちょっとしたイベント気分で楽しめる串家物語に対して、串カツ田中もじゃんけんで勝つと子供のドリンクが無料になるサービスや、子供にはソフトクリームを無料にするようなサービスを用意して、お店に行くことを楽しめるようになっています。
近所の路面店に行くか、ショッピングモールか?
串カツ田中の出店は、原則として1階の路面とされています。間口を広く、中の様子がわかりやすい設計にすることでファミリーや女性同士でも入りやすい雰囲気を出しています。これまでは、住宅街の生活道路沿いでの出店が中心でしたが、今後はターミナル駅や繁華街での出店、幹線道路沿いでのファミレス型店舗の展開も検討されているようです。
一方、串家物語は大型ショッピングモールのレストランフロアに出店するケースが多く見られます。休日のお昼時ともなれば、長い行列ができていることもあるようです。直近では店内デザインのリニューアルや、ファミリー・女性向け新メニューを導入した店舗の出店が進められています。
株主優待をもらうには?
お得でおいしい体験ができる株主優待ですが、もらうためには、証券会社に口座を開設する必要があります。口座開設の簡単さや投資する際の手数料の安さを追求するならば、ネット証券がおすすめです。
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串カツ田中と串家物語、どちらがお好みでしたでしょうか? 最近あちこちで見かける串カツチェーン店ですが、お店のスタイルにはそれぞれ特徴があるようですよ。気になる方はぜひチェックしてみてください。
LIMO編集部