落とし穴その2:投資のつもりが投機をしてしまう

退職金を運用する際は、投資と投機の違いを認識しておきましょう。

投資と投機は根本的に異なります。投資は投機ではありません。

ここでいう「投資」とは中長期的に運用することを意味し、ある程度、自分でリスクがコントロールできる運用のことを言います。

一方、投機とはリスクが大きく、自分でそのリスクがコントロールしにくい運用のことを指します。

投資を投機と勘違いしてしまい、投資は危ないと決めつけてしまうのももったいないことですし、投資のつもりで逆に投機をしてしまうこともあります。

上述したように、リスクをコントロールできるのが投資です。リスクやリターンは運用期間や選ぶ金融商品によって、コントロールすることができます。

自分の選ぶ商品が投資に値する商品なのか判断がつかない場合は、お金の専門家に相談してみてもよいでしょう。

落とし穴その3:よく理解していない金融商品に手を出してしまう

退職金が振り込まれると、銀行などで退職金専用のプランなどを勧められたりすることがあるかもしれません。

人それぞれのライフスタイルや考え方によって、その人に合う金融商品は異なります。

自分がどれくらいのリスクなら許容出来るのか、その商品をどれくらい理解できたかなど、納得できるまでよく検討することをおすすめします。

大切な退職金ですから、できればFP(ファイナンシャル・プランナー)やIFA〈独立系ファイナンシャル・アドバイザー)を探して相談してみましょう。

自分の意向をしっかりと理解してアドバイスしてくれるような人を選べるといいですね。