退職金運用の落とし穴とは

退職金を受け取ったあと、老後資金を少しでも増やそうと運用を考える人もいるかと思います。

2019年に「老後2000万円問題」が話題にのぼったこともあって、なんとかしなければと不安な気持ちを抱えている人も多いのではないでしょうか。

老後を迎えたときに年金収入では足りず、老後30年間で2000万円も不足するとなれば、不安になるのもよくわかります。なんといっても、2000万円は大金です。

老後を支える大切な退職金ですから、運用は慎重に行う方がよいでしょう。

退職金運用の落とし穴にはまならないためにも、今から注意すべき3つのことをお伝えします。参考にしていただければ幸いです。

落とし穴その1:まとまったお金を預けてしまう

運用をする際に500万円や1000万円といった、まとまったお金を一気に預ける必要はありません。

運用には必ずリスクが伴います。

運用するに大事なのは、タイミングと何に投資するかであって、金額の多寡ではありません。金額が大きれば運用がうまくいくということも当てはまりません。

この選択を間違って、大きなお金を預けてしまった場合、大切な資産がうまく運用できない可能性が高くなります。

長期・分散・積み立て投資を行うことで、リスクを小さくすることができるのですが、一度にお金を預けてしまうとそれもできなくなってしまいますね。

売買のタイミングはプロでも、なかなか把握しきれないところでもあります。

老後の大事なお金である退職金は慎重に扱うようにし、一度に預けないことが肝心です。