「鬼滅の刃・遊郭編」のアニメ放送が先月、正式に発表されると、たちまち話題騒然! またもや鬼滅の刃旋風が巻き起こるのは想像に難くありません。

ところが、一部の人たちからは「舞台が遊郭って…子供に見せてもいいの?」という懸念の声も。話は広がりネットでは「遊郭編、見せるべきか否か」という論争が勃発しました。

そこで今回は、実際に小学生のお子さんを持つママに「鬼滅の刃・遊郭編 子供に見せるのはありか?なしか?」、アンケートに答えてもらいました。

「遊郭編」子供に見せる?

今回、80人のママに「鬼滅の刃・遊郭編、子供に見せますか?」とアンケートを取ったところ、

  • 「見せる」63名
  • 「子供が見たいと言ったら見せる」17名

そして、「見せない」と答えた方はいませんでした。それぞれの理由は以下の通り。

「過去の日本の歴史。隠すことではないので見せてもいいと思います」

「私は見せますが、見せていいかどうかは子供の年齢にもよるので、各家庭の判断に任せたらいいと思う」

「子供が、『遊郭』という存在を、漫画やテレビ、文学など何らかの作品からぼんやりと理解して、年齢が進むにつれてはっきりとわかってくる…それでいいと思う」

親子で続きを楽しみにしているので見せます!」

「実際にあった場所だし、日本の歴史の一部として、きちんと話をするきっかけになるからいいと思う」

「エンターテインメントとして楽しみたいのに、遊郭に間違った認識を持つとか考える方がひねくれている気がする」

「見せます。キャラクターや鬼になった理由の方が印象に残るので」

遊郭は決して架空の存在ではないということ、それよりもストーリーが素晴らしいから自分も楽しみ!という意見がほとんど。「遊郭」について誤った認識を持つかも…という懸念の声は聞かれませんでした。

「遊郭」が何かって説明できる?

さて、今回ネット上に出回った「遊郭編」の放送に危惧を抱いているという人たちの意見は「遊郭という場所を子供が見るアニメで扱うのはどうかと思う。子供に『遊郭って何』って聞かれたら何と答えるのか」というもの。

そこで続いて「遊郭って何?と子供に聞かれたら何と答えますか?」という質問もしてみました。

「あくまでも聞かれたら…ですが、中学生くらいなら人身売買まで踏み込んで話すと思います」

自分で調べなさい。調べてもよくわからなかったら聞きなさい、と言う」

「男性がお金を出して、女性と遊ぶところ」

「お母さんも詳しくないから、一緒に調べてみようか、と言います」

圧倒的に多かったのが「男の人がお金を払って女の人とお酒を飲むところ」という説明でした。「それで本当に子供が納得するの?」という反論も聞こえてきそうですが…。

おそらく今回「アニメを見せてもいい」と答えた方のほとんどは、

  • そもそも「遊郭」が舞台となっているだけで、決して遊郭を美化しているわけではない。
  • 子供は興味を持ったことは、親に聞かなくても自分で調べて納得のいく答えを出す。

という考えなのでしょう。

確かに、原作を読んでみても、決して遊郭に憧れを持つようなストーリーではないですし、それよりも、登場人物の人間ドラマや主人公たちの活躍の方が、強く印象に残ります。

原作を読んだ子供たちはどう思っている?

では、一足先に原作を読んでいる子供たちは、「遊郭」についてどんな印象を持ったのでしょう?「漫画を読んで、遊郭ってどんなところだと思った?」と聞いてみたところ、次のような回答が寄せられました。

「表ではお客さんをいろいろ楽しませるけれど、裏ではブラック企業みたいなヒドイことがいっぱい行われていると思う」

花魁たちがいるところ」

戦いの舞台」

「花街で、お店とかがたくさん並んでいて花魁がいるところ」

お金を払って女の人と遊ぶところ」

今回は、親御さんから子供たちに「遊郭ってどんなところだと思った?」と聞いてもらったのですが、子供たちはなんとなく理解をしている、もしくはあくまでも「戦いの舞台」という認識で、それ以上でも以下でもない、ということがわかりました。

反対意見の人たちが危惧するように「遊郭が華やかで美しいところ」という認識を持っている子供は、少なくとも今回のアンケートではいなかった、ということになります。

つまり、世の中の人たちが騒いでいるほど、世の親御さんは「舞台が遊郭であること」を危惧しているわけでもなく、子供たちも「鬼滅がきっかけで遊郭に憧れを抱く」ということはないだろう──ということが、今回のアンケートからわかったというわけです。

「遊郭」を知ることはいけないこと?

「歴史上の事実に果たして目を背けるべきなのか?」

今回の騒動で筆者が抱いた感想です。「『遊郭って何?』って子供に聞かれたらどうしてくれる?」ではなく、この機会に「説明できる知識を身につけておこう」と思えばいいこと。

「子供にはまだ早い」というのなら、では適正年齢は何歳なのでしょう? いつか遊郭について学べるときがくるのでしょうか? いずれせよ、親が説明できる知識を持っておいて損はないはずです。

どうしても「わが子に見せたくない」と思うのであれば、親が見せないように努力する、それでいいのではないかと思います。