バウアーが教えてくれたお金の大切さ

私は長く金融の世界にいますが、お金の悩みでも同じことがいえるのではないかと思っています。

お金についての情報はインターネット上にも沢山溢れ、真偽不明のものも混在しています。

またお金の専門家と言っても、専門分野は多岐にわたります。

証券会社の方であれば株式や投資信託などのプロフェッショナルであり、保険会社の方であれば保険のプロフェッショナルです。

そのため、例えば同じ金融商品であっても証券会社の方に保険商品のことを聞いても、保険会社や保険代理店を紹介されるだけであり、その逆も然りです。

また同じ金融商品であっても、資格や法律によって案内したり販売したり出来ないことがあるのです。

一番大事なのは自分の悩みに合った専門家にきちんと聞くということです。

最近ではIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)が注目されています。金融機関からは独立し、中立な立場でお金のアドバイスが出来る専門家です。

保険商品や有価証券など複数の商品の案内が出来るため、お金のトータルアドバイザーともいえます。

お金は生きるために必要不可欠です。信頼出来るアドバイザーを探すことが大切です。

バウアーの治療費は、かなり高額でした。

当時私は普通預金に500万円ほど貯金がありました。しかし、最後にはその残額が50万円ほどまで減り、もうそろそろ定期預金を崩さなくてはならない寸前でした。

犬の寿命は10年から13年といわれています。人間に比べれば短いですが、バウアーのように若くして病気になったり、年を重ねて病気やケガをしたりすれば大きなお金が発生します。

これはペットだけでなく、飼い主にもいえることです。万が一のことがある可能性は誰にでもあります。

お金で治療を諦めることのないよう、自分が働いてお金を貯めるのと同時に、お金にも働いてもらう資産運用も取り入れていただくことをおすすめしたいです。

まとめにかえて

バウアーが亡くなったショックから、私はもう二度と犬とは暮らさないだろうと思っていました。

しかしバウアーとの輝かしい5年間を思い出しているうちに、もう一度犬と共に暮らしたいと思うようになりました。

そして今は、愛媛県の山奥で赤ちゃんの頃に捨てられていた、柴犬系のミックス、保護犬のニックを引き取り暮らしています。

再び犬と、ニックと暮らそうと思えたのは、誰でもなくバウアーのおかげです。

大切な家族のバウアー、君と出会えたおかげで、君との思い出のおかげで今も幸せに暮らせているよ。ありがとうバウアー。

参考資料

嘉村 有衣子