おわりにかえて
今回は国家公務員と会社員の退職金について詳しくみてきました。
この記事を読むまでは、「公務員は老後も安泰なんだろうな」と思う人もいたかと思います。
しかし実際は、公務員だから老後は安心というわけではなさそうです。
就いている職業によって「老後が安心」、「安心ではない」と判断できる時代ではどうもなさそうです。
公務員の退職金制度が今すぐ無くなることは考えにくいのですが、民間企業では退職金制度自体が無い企業も増えています。
企業型確定拠出年金を導入している企業の従業員なら、自分が責任を持って運用することで退職金を準備しないといけません。なかなか大変ですね。
退職金を受け取ると、運用して少しでも増やそうと思う人も多いかと思いますが、お金の相談はまずはFPなどのお金の専門家に相談されることをおすすめします。
お金に関する情報は巷にたくさんあふれていて、真偽が定かではないものもあります。
先の長い老後ですから、老後資金を絶やさないためにも、経験豊富な金融アドバイザーを頼ることも必要ではないでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「平成30年就労条件総合調査結果の概況 退職給付(一時金・年金)の支給実態」
- 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理
- 人事院「国家公務員給与の実態(令和 2年国家公務員給与等実態調査の結果概要)」
- 内閣官房「退職手当の支給状況(令和元年度退職者)」
- 一般社団法人日本経済団体連合会「2018年9月度退職金・年金に関する実態調査結果」
- LIMO編集部「公務員の退職金「うらやましい!」は本当か」(LIMO)
- LIMO編集部「公務員の退職金「夢のご隠居生活」は手に入るのか」(LIMO)
- 多田秋「公務員、退職金2000万以上もらっている人はどのくらい?」(LIMO)
- マネイロ「資産運用はじめてガイド」
鶴田 綾