どうやら「収入が理想より低くても幸せ」と思っている女性はけっこう多い様子。確かに、今や夫婦共働きがスタンダード。結婚する際は「相手の年収」を考えるのではなく、「世帯年収」を考えるフェーズに入っているのかもしれません。

先の意識調査の質問にあった「結婚しようと思える世帯年収」においても、パートナーの年収ではなく、夫婦の合計年収を想定していた回答者が少なからずいたのではないでしょうか。男性ひとりの年収だけで結婚を判断しようと考えるのは、もはや前時代的なのかもしれません。

「愛があれば…」は理想論だった? 少し悔いのある人も

とはいえ、やはり収入の理想と現実の格差が身に染みてつらい…という女性も少なからずいるようです。

「夫の年収が低いのはやっぱりつらい。マイホームや自動車のローンで毎月ギリギリ。優雅に週末は外食している友人夫婦がうらやましい」(26歳/販売員)

「ダンナの年収が低いのは承知で結婚しました。正直もうちょっと年収高い人がよかったのですが、まあ私も働いているし、と。でも、コロナ禍で私の勤めていた飲食店が閉店。今はダンナの収入プラス貯金でやりくりしていますが、実際かなりしんどい。なかなか再就職先も見つかりませんし…。ダンナの収入がもう少しあればと、いまさら恨みに思ってしまうときがあります」(34歳/休職中)

やはり、思い描いていた生活とは程遠い現実に直面すると、しんどくなってしまうのかもしれません。理想よりも年収が低い相手と結婚しても幸せになれるかどうか、その境目はいろんな意味での「ゆとり」があるかどうかにかかっている、と言えそうです。

年齢とともに下がる「普通」の定義

最後に、婚活中の女性2人に「結婚相手に求める年収と現実に差はあるか?」という質問をしてみました。