SMBCコンシューマーファイナンスが昨年の11月に、20〜29歳の男女(男性500名・女性500名の計1,000名)に対して実施した「20代の金銭感覚についての意識調査2021」によると、「結婚しようと思える世帯年収は?」の問いに対し、「年収がどれだけ少なくても、結婚したい」と答えた女性が約15%で第1位、第2位は「年収が500万円あれば」の14.0%だったのです。

さらに、半数以上の女性が結婚をイメージできる年収はどのぐらいなのかを見ていくと、「年収がどれだけ少なくても」から「年収600万円あれば」までの回答者数を合計した時に、全体の過半数57.5%に達することが判明。すなわち、「このくらいなら結婚OK」とすんなり思える年収ラインは500〜600万円、というわけなんです。

年収を「男性のみ」で考えるのはナンセンス!

しかし、気になるのが、第1位の「年収がどれだけ少なくても」という回答。確かにいくら年収が高くても、考え方が異なったり、自分を無下に扱ったり、さまざまな問題を抱えていたりすると、なかなか結婚にはこぎつけられないもの。

では、本当に先立つものがなくとも、愛があれば大丈夫、なのでしょうか? 「結婚相手の収入が理想よりも低かった」という女性に話を聞いてみました。

「何とかなりますよ。共働きをすればいいんです。うちは2馬力で頑張っていますが、夫とは本当に話が合うし毎日が楽しい。結婚してよかったです」(27歳/会社員)

「夫の年収が300万円だと聞いたとき、正直『え?』って思いました。当然うちの両親は結婚を反対。年収が倍以上の男性とのお見合い話までもってきて…。でも私は今の夫との結婚を選びました。ぜいたくせずに生活すれば十分に暮らしていけますよ」(32歳/パート)