中小企業におけるDX成功の鍵は経営者次第

筆者は会社経営者なのですが、中小企業におけるDX導入の鍵は経営者が握っていると感じます。

手前味噌ながら、筆者の会社は地方の中小零細企業であるものの、使えるITテクノロジーは使い倒しています。従業員の勤怠管理は電子的に行っています。社内コミュニケーションはビジネスチャットアプリを、社内でできない専門性の高い業務はクラウドソーシングで依頼を出しています。

また、現場のビジネスノウハウはオンラインでPDF資料や動画、画像などのファイルに落とし込んでナレッジシェアリングをすることで、業務の属人化を防止するようにしています。取引先とのビジネス商談もできるだけZOOMを使い、ムダな移動や感染リスク低減に努めるようにしているのです。

社内DX化の推進というのは、大企業ではIT部門の仕事かもしれません。しかし、こと中小企業については決裁権を持っている経営層の仕事なのです。社内の財務諸表を見て、ムダなコストを削減し、売り上げを拡大させて利潤追求を最大化するミッションを担うのは経営者、DX化はコストも売り上げも大きく影響がありますから、経営者のDX推進の理解なくして導入はありえません。

現場でITの活用がないというなら、それは経営者がITの勉強不足の結果だと思うのです。